遺言とは?
ご自身が大切に築いてきた財産を、誰にどのくらい渡すのか書面にしたものです。「付言」を活用すれば、どういう気持ちでそのような財産の分け方にしたのか、など気持ちの部分を遺すことも可能です。
「付言」は、お手紙のようなものなので是非活用してほしいです。
遺言書は必要?
遺言を作成する最大のメリットは、相続時に遺産分割協議書が必要ない点です。
遺産分割協議書とは、どの財産を誰が相続するかを法定相続人で話し合い、書面にしたものです。法定相続人の全員の署名捺印や印鑑証明書が必要になります。
また、遺言書を作成していても一部の財産しか書いていない場合、遺産分割協議書が必要になります。 ご自身で作成される場合、しっかりと作成する事をオススメします。
遺言書に手間をかけた分、相続時(亡くなられた後)に残された家族の手間がスムーズになるイメージです。
ただし、遺言書は認知症になると作成できません。元気なうちにこそ作成しておくべきと私は思っています。しっかりと準備をしておけば、気持ちが整理され、スッキリしてこれからの人生を楽しく過ごせるのではないでしょうか。
遺言の種類
●自筆証書遺言 自筆で遺言書を作成します。
●公正証書遺言 公証役場で遺言書を作成します。